知覧醸造は、鹿児島県南九州市知覧町にある焼酎の蔵元です。
ここでは、知覧のことや焼酎造りのことなど、知覧醸造に関することをご紹介いたします。
知覧醸造のある南九州市知覧町は、鹿児島県薩摩地方の南部にあります。薩摩の小京都として知られている国の重要伝統的建造物保存地域に指定された「知覧武家屋敷群」や、太平洋戦争末期に特攻隊出撃地となった貴重な遺品資料が保存展示されている「知覧平和会館」など、歴史的な遺産が残る街です。
また美しい稜線を描く開聞岳の麓に広がる平地に、特産のお茶畑やさつまいも畑が続く、自然豊かな土地でもあります。
この地で知覧醸造は、皆さまにご愛顧いただきながら、約100年焼酎造りを続けてまいりました。
知覧醸造で使用するさつまいもは、全て地元南九州市産です。
おいしい焼酎を造るには芋の鮮度は欠かせませんが、知覧醸造のある南九州市は、さつまいもの自治体別生産量が日本一を誇ります。そのため知覧醸造では、採れたてのさつまいもをその日の内に使って、焼酎造りを行うことができるのです。
畑で十分に熟したさつまいもを収穫後すぐに水洗いし、手作業でヘタを取り除き加工していきます。
品質の良いさつまいもを新鮮なうちに丁寧に仕込むことにより、上質な焼酎は生まれます。
焼酎造りも機械化が進む中、知覧醸造では「機械で造るな、五感で造れ」という先代の教えを守り、麹造りを三角棚で行うなど、昔ながらの製法を大事にしています。
また、アルコール度数を調整する割り水は、ミネラル成分の豊富な地下の天然水を使用しております。
先代の想いを受け継ぎ、変えないことで生まれる味わいをご賞味ください。