知覧醸造の本格焼酎ができるまでの製造工程をご紹介いたします。
工程1~5内の画像に、マウスのカーソルを乗せるか、スマホ等でタップすると動画が再生されます。
製麹(せいきく)
回転式のドラムで米を洗い浸漬して蒸します。そこへ白麹、黒麹などの種麹をまぶします。
「三角棚」と呼ばれる製麹装置で、米に麹菌の菌糸がまんべんなくつくように「切り返し」という作業をして、最適な水分と温度に保ちながら麹菌を培養します。
1次仕込み
タンクに製麹して出来上がった米麹、水、焼酎酵母を合わせて「1次もろみ」を作ります。櫂棒(かいぼう)を使ってかきまぜ、もろみの温度を平均化し、発酵を促します(櫂入れ)。
原料処理
掘りたてのさつまいもを洗い、一個一個丁寧に両端と傷んだ部分を包丁で切り落とします。下処理を済ませたさつまいもは蒸し器で蒸し、送風機などで冷ましてから粉砕機で細かく砕きます。
2次仕込み
「1次もろみ」に、粉砕したさつまいもと水を混ぜて「2次仕込み」を行い、発酵を進めていきます。
蒸留
「2次仕込み」で出来上がったもろみを、単式常圧蒸留機で蒸留します。蒸気を吹き込み蒸発した気体を冷却すると、液体(本格焼酎)になります。
貯蔵
蒸留後の焼酎にはフーゼル油という油分が多く含まれていますので、濾過して適度に油を取り除き、ホーロータンクにて貯蔵熟成させていきます。
瓶詰め出荷
原酒の焼酎に水を加えて25度に調整し(割り水)、瓶詰めし一本一本ラベルを貼って、蔵から出荷します。